
テレビの報道番組などで頻繁に見かける政治ジャーナリスト、田崎史郎氏。
しかし、インターネット上では「田崎史郎 いらない」という厳しい声が少なくありません。
彼の発言に対して、なぜこれほどまでに批判的な意見が上がるのでしょうか。
その背景には、単なる好き嫌いでは片付けられない、様々な要因が絡み合っているようです。
例えば、彼の輝かしい学歴やジャーナリストとして歩んだ大学卒業後の経歴、そして高額と噂される出演料といった側面に関心を持つ人がいます。
また、彼を陰で支える奥さんの存在や、同じく政治評論家として活躍する伊藤惇夫氏との仲など、プライベートな部分に興味を抱く方もいるでしょう。
一方で、彼のテレビでの立ち振る舞いから「もうテレビ出るな」という直接的な批判や、政権との近さを指摘し「犬」と揶揄する声も存在します。
さらには、彼の若い頃の写真を見て、現在の姿に至るまでの変化に驚く人もいるかもしれません。
この記事では、こうした多角的な視点から「田崎史郎 いらない」という評判の真相に迫ります。
公の場での発言から、その人物像を形作る経歴やプライベートなエピソードまで、様々な情報を基に、彼がなぜ今、このような評価を受けているのかを客観的に紐解いていきます。
- 田崎史郎氏が「いらない」と言われる具体的な理由
- テレビでの発言や政権との関係性についての評判
- 学歴や経歴、プライベートから見える人物像
- 他のジャーナリストとの比較や評価のされ方の違い

なぜ「田崎史郎 いらない」という声が上がるのか
- 「テレビ出るな」とまで言われる理由を解説
- 「犬」と揶揄されるほどの政権擁護姿勢とは
- 田崎氏の輝かしい学歴とジャーナリストの経歴
- 逮捕歴も?意外な中央大学時代のエピソード
- 若い頃の写真からうかがえる人物像とは
「テレビ出るな」とまで言われる理由を解説

田崎史郎氏に対して「テレビ出るな」という厳しい意見が噴出する最大の理由は、彼の解説が著しく政権寄りであり、時に事実に基づかない情報で政権を擁護していると受け取られているためです。
特に、テレビ朝日の『羽鳥慎一モーニングショー』に出演していた際の発言は、多くの批判を集めるきっかけとなりました。
例えば、新型コロナウイルスが拡大していた2020年4月、田崎氏は「肺炎で亡くなった人のことをあとでCT検査をして、コロナかどうかいちいち判断している」と、あたかも死後を含め全数検査が行われているかのような解説を展開しました。
しかし、これは実態とは異なっており、同番組内で後に訂正される事態となっています。
さらに、当時の西村康稔コロナ担当相が休業要請の2週間先送りを自治体に求めた問題では、その根拠が専門家である西浦博教授の意見であるかのように名指しで解説しました。
これに対し、西浦教授本人がSNSで「田崎=西村ラインの嘘話」「休業は補償つきで今すぐやらないといけません」と明確に否定し、大きな騒動となりました。
このような事実誤認や、政権の意向を代弁するかのような解説姿勢が、中立・公正であるべきジャーナリストの姿から逸脱していると考える視聴者から、「偏った情報を広めるならテレビに出るべきではない」という強い反発を招いていると考えられます。
「犬」と揶揄されるほどの政権擁護姿勢とは
田崎氏が「政権の犬」と揶揄される背景には、特定の政権、特に安倍政権との物理的・金銭的な近さが指摘されていることが挙げられます。
ジャーナリストとして権力を監視する立場にあるべき人物が、権力側と一体化しているように見えることが、この痛烈な批判につながっているのです。
象徴的なのが、安倍晋三元首相と頻繁に会食を共にしていた事実です。
高級寿司店での会食が報じられたことから、インターネット上では「田崎スシロー」という不名誉なあだ名が定着しました。
権力者とジャーナリストが会食すること自体は情報収集の一環とも言えますが、その頻度と内容が、癒着を疑わせる一因となっています。
また、2017年には、田崎氏が自民党から「組織活動費」の名目で金銭を受け取っていたことが政治資金収支報告書から判明し、ニュースサイト「LITERA」などが報じました。
これについて田崎氏自身は講演料などの対価であると説明している可能性がありますが、
政権与党から直接的に金銭を受け取っているという事実は、彼の発言の中立性に疑問符を投げかけるには十分な材料となりました。
これらのことから、彼の解説は客観的な分析ではなく、政権の意向を国民に伝えるための広報活動、つまり「ポチ」や「犬」の役割を果たしているのではないか、という厳しい見方が広まってしまったのです。
田崎氏の輝かしい学歴とジャーナリストの経歴

現在の毀誉褒貶の激しい姿とは別に、田崎史郎氏が長年にわたり政治ジャーナリズムの第一線で活躍してきた、輝かしい経歴を持つことは紛れもない事実です。

「毀誉褒貶」は「きよほうへん」と読みます。
意味は、人を褒めることと貶すこと、つまり、良い評判と悪い評判の両方があることを指します。
年代 | 経歴 |
1950年 | 福井県にて誕生 |
1969年 | 福井県立藤島高等学校 卒業 |
1973年 | 中央大学法学部 卒業 |
1973年 | 時事通信社 入社(経済部配属) |
1979年 | 政治部へ異動。大平正芳首相の番記者となる |
1982年 | 自民党田中派(木曜クラブ)担当となる |
– | 政治部次長、編集局次長などを歴任 |
2006年 | 解説委員長に就任 |
2010年 | 定年後、再雇用で勤務を継続 |
2018年 | 時事通信社を退社。フリーの政治評論家となる |
2019年 | 駿河台大学 客員教授に就任(現在は退任) |
田﨑史郎ウィキペディア:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%EF%A8%91%E5%8F%B2%E9%83%8E
福井県内有数の進学校である藤島高校を卒業後、中央大学法学部へ進学。
当初は法律家を目指していたといいます。時事通信社入社後は、総理番記者を皮切りに、長らく自民党の派閥担当、特に田中派から続く経世会(竹下派)を中心に取材を続け、政界の裏も表も知り尽くしたとされています。
時事通信社では解説委員長という要職まで務め上げており、その知識と経験、そして築き上げた人脈は、他の追随を許さないものがあると考えられます。
現在の政権擁護と見られる姿勢も、この長い記者生活の中で特定の政治家たちと培われた深い関係性に根差しているのかもしれません。
逮捕歴も?意外な中央大学時代のエピソード
現在の保守的で体制側と見られる田崎氏のイメージからは想像しにくいですが、彼は中央大学在学中に学生運動に参加し、逮捕された過去を持っています。
自身の著書『政治家失格』の中でも触れられていますが、田崎氏は大学2年生の時、成田空港建設に反対する「三里塚闘争」に参加しました。
そして、その際に凶器準備集合罪の容疑で現行犯逮捕され、13日間にわたって留置された経験があるのです。
当時の学生運動は、現在よりもはるかに過激で、社会変革への熱意を持った若者たちが数多く参加していました。
田崎氏もまた、そうした時代の空気の中で、体制に異を唱える若者の一人だったことがうかがえます。
この事実は、彼の経歴の中でも特に異色なエピソードと言えます。
権力に反発していた若者が、時を経て、権力の中枢に最も近いジャーナリストの一人と見なされるようになったのです。
この大きな変遷は、彼の人物像をより複雑で多面的なものにしており、彼の発言の裏側を読み解く上での一つの鍵となるかもしれません。
若い頃の写真からうかがえる人物像とは

田崎史郎氏の若い頃の写真を見ると、現在のテレビでの穏やかな、あるいは時に老獪にも見える表情とは異なる、ジャーナリストとしての鋭さが感じられます。
特に、時事通信社の記者としてキャリアをスタートさせたばかりの頃や、総理番記者として永田町を駆け回っていた時代の姿には、若々しいエネルギーと、真実に迫ろうとする気概のようなものが表れているように見受けられます。
もちろん、写真から内面を正確に判断することはできませんが、少なくとも現在の「御用ジャーナリスト」というイメージだけでは捉えきれない、人物の変遷が見て取れます。
人は誰しも年齢や経験を重ねることで、考え方や外見が変化するものです。
田崎氏の場合、数十年にわたる政治記者としてのキャリアの中で、政治家との距離感やジャーナリズムに対する考え方が少しずつ変化していった可能性があります。
若い頃の精悍な姿は、彼がもともと持っていたジャーナリストとしての矜持を物語っているのかもしれません。
そして、その姿と現在の姿を比較することで、「なぜ彼は変わったのか」「何が彼を変えたのか」という、より深い問いへとつながっていくのです。
「田崎史郎 いらない」論争を多角的に深掘り
- 高額と噂されるテレビ番組1本あたりの出演料
- モーニングショー降板を促した奥さんの一言
- 元政治部記者、伊藤惇夫氏との本当の仲
- まとめ:「田崎史郎 いらない」論争の要点
高額と噂されるテレビ番組1本あたりの出演料
田崎史郎氏のテレビ番組1本あたりの出演料について、具体的な金額は公表されていません。
しかし、彼の経歴や知名度、そしてテレビ局側にとっての需要の高さを考慮すると、政治評論家の中でもトップクラスの待遇を受けていると推測されます。
一般的に、テレビ番組のコメンテーターの出演料は、その人物の専門性、知名度、発言の影響力などによって大きく変動します。
無名の学者や文化人であれば数万円程度からですが、田崎氏のように連日複数の番組から声がかかるほどの売れっ子で、かつ解説委員長まで務めたベテランとなると、1本あたり数十万円に達する可能性も十分に考えられるでしょう。
この「高額な出演料」という視点は、「田崎史郎 いらない」という批判と無関係ではありません。
視聴者の中には、「高い報酬を得てテレビに出演している以上、特定の立場に偏らない、中立で公正な解説をする責任があるはずだ」と考える人が少なくないからです。
つまり、彼の解説が政権擁護一辺倒に見える時、それは単なる意見の偏りではなく、「高額な出演料に見合わない仕事をしている」「報酬と引き換えに中立性を捨てているのではないか」という、より厳しい批判へとつながるのです。
彼の価値は、単なる情報の伝達ではなく、その情報がいかに客観的で信頼に足るかという点にかかっていると言えます。
番組降板のきっかけになった奥さんの存在

田崎氏が、長年レギュラーコメンテーターとして出演していた『羽鳥慎一モーニングショー』から姿を消した背景には、彼の奥さんの意向が強く影響したのではないか、という説が報じられています。
ニュースサイト「LITERA」が2020年に報じたところによると、田崎氏はテレビ局からのオファーを断ったのではなく、自ら出演を辞退する形をとったとされています。
その記事の中で、あるテレビ局関係者が「奥さんから出ないでほしいと言われたらしい」と証言しているのです。
『モーニングショー』では、同じくコメンテーターである玉川徹氏や青木理氏など、政権に批判的な論客との間で激しい議論が交わされるのが常でした。
田崎氏が政権擁護の立場で解説すると、彼らから厳しい反論やツッコミを受け、論理的に追い詰められる場面も少なくありませんでした。
前述の関係者は、田崎氏の奥さんがそうした夫の姿を見るに堪えかね、「見ていられない」と感じたことが、出演辞退の大きな理由になったのではないかと推測しています。
田崎氏自身、愛妻家として知られており、妻の心配を汲んで、激しい論戦が繰り広げられる番組から距離を置くという決断をした可能性は十分に考えられます。
これは、彼のプロフェッショナルな側面だけでなく、家庭人としての一面を浮き彫りにするエピソードと言えるかもしれません。
同じ評論家である伊藤惇夫氏との本当の仲

田崎史郎氏と伊藤惇夫氏は、共に長年の政治記者経験を持つベテラン政治評論家として、多くの報道番組で活躍していますが、そのスタンスは対照的です。
二人の間に個人的な確執があるといった情報はありませんが、テレビでの共演時には、それぞれの立ち位置の違いから、しばしば議論を白熱させます。
スタンスの比較
- 田崎史郎氏: 時事通信社出身。政権の中枢に近い情報源を持つことを強みとし、政権の意図や考えを解説するスタンスを取ることが多いです。そのため、しばしば「政権寄り」と評価されます。
- 伊藤惇夫氏: 自由民主党本部事務局、政治評論家・細川隆一郎氏の秘書を経てフリーの政治評論家となった異色の経歴を持ちます。特定の政党に肩入れせず、是々非々の立場で権力に対して厳しい論評を加えることで知られています。
このスタンスの違いは、テレビ番組において明確な対立軸を生み出します。
田崎氏が政権の決定を「こういう理由がある」と内情を交えて解説すれば、伊藤氏が「しかし、国民の視点から見れば問題がある」と切り返す、といった構図です。
二人の仲が個人的に「良い」か「悪い」かというよりも、彼らはプロの評論家として、それぞれの役割とスタンスを貫いていると見るべきでしょう。
視聴者にとっては、この対照的な二人の意見を聞き比べることで、一つの事象を多角的に理解することができます。
田崎氏の存在が、伊藤氏のような批判的な論客の価値を一層際立たせている、という側面もあるのです。
まとめ:「田崎史郎 いらない」という意見の要点

この記事では、「田崎史郎 いらない」という評判がなぜ生まれるのか、その背景にある様々な情報を多角的に解説しました。最後に、本記事の要点を箇条書きでまとめます。
- 「田崎史郎 いらない」という声は主にネット上で見られる批判的な意見
- 最大の理由は政権を過度に擁護し中立性を欠くと見なされる発言
- 「御用ジャーナリスト」や「政権の犬」といった辛辣な言葉で揶揄されることがある
- 安倍元首相らとの頻繁な会食から「スシロー」というあだ名も定着した
- 『モーニングショー』でのコロナ関連解説では事実誤認を指摘された
- 専門家本人から発言内容を「嘘話」とまで否定された過去を持つ
- 一方で時事通信社の解説委員長まで務めたベテランジャーナリストである
- 福井県立藤島高校から中央大学法学部というエリート経歴を持つ
- 現在のイメージとは異なり大学時代には学生運動での逮捕歴がある
- テレビでの厳しい論戦を見た奥さんの意向で番組出演を辞退したとの説がある
- 高額と推測される出演料に見合う中立的な解説が視聴者から求められている
- 伊藤惇夫氏のような是々非々の評論家とは対照的な立ち位置を取る
- 本人は自身の役割を「政権担当者がどう考えているのかを伝えること」と語る
- 彼の評価はジャーナリストに何を求めるかという視聴者の価値観によって大きく分かれる
- 田崎氏を巡る論争は現代日本の政治とメディアの関係性を映す鏡と言える
田崎史郎氏に関するQ&A

Q1. なぜ田崎史郎さんはいらないと言われるのですか?
A1. 政権を過度に擁護する発言が多く、解説が中立でないと見なされているためです。特に『モーニングショー』での事実と異なる発言などが批判を招きました。
Q2. 田崎さんはなぜ「スシロー」というあだ名があるのですか?
A2. 安倍元首相ら政府の要人と頻繁に高級寿司店で会食していたことが報じられたため、その癒着を揶揄する呼び名としてインターネット上で定着しました。
Q3. 田崎さんの学歴や経歴を教えてください。
A3. 福井県立藤島高校、中央大学法学部を卒業後、時事通信社に入社。政治部長や解説委員長などを歴任したベテランの政治ジャーナリストです。
Q4. 田崎さんに逮捕歴があるというのは本当ですか?
A4. はい、本当です。中央大学在学中に三里塚闘争という学生運動に参加し、凶器準備集合罪で逮捕された過去があると、本人が著書などで明かしています。
Q5. 『モーニングショー』に出演しなくなった理由は何ですか?
A5. 番組内での激しい論戦を見るに見かねた奥さんが出演に反対したため、田崎さん自身が降板を申し出た、という説が有力視されています。
Q6. 田崎さんはなぜ「犬」とまで言われるのですか?
A6. 権力を監視すべきジャーナリストでありながら、政権の意向を代弁するような広報的な役割を果たしていると見なされ、批判的にそう呼ばれることがあります。
Q7. 田崎さんのテレビ出演料はいくらくらいですか?
A7. 具体額は非公開ですが、経歴や知名度から政治評論家の中でもトップクラスとされ、1本あたり数十万円にのぼる可能性が推測されています。
Q8. 評論家の伊藤惇夫さんと田崎史郎さんの仲は悪いのですか?
A8. 個人的な仲が悪いというより、政権に是々非々の伊藤さんと、政権寄りの田崎さんとで、評論家としてのスタンスが対照的であると言えます。
Q9. 田崎さん自身はご自身の役割をどう考えているのですか?
A9. 「たとえ政権の代弁だと批判されても、政権担当者がどう考えているのかを伝えることが仕事」という旨の発言をしており、それが役割だと考えているようです。
Q10. 田崎さんは現在、テレビに出ていないのですか?
A10. いいえ、『モーニングショー』には出演されていませんが、TBSの『ひるおび!』など、他の様々な報道番組には引き続きコメンテーターとして出演されています。
コメント