
こんにちは、tenten-shopのTenten(てんてん)です。いやあ、『キングダム』、本当に面白いですよね!
あの大スケールの物語を週刊連載で続けている原泰久先生、一体どれほどの「キングダム 作者 年収」になっているんだろう…と気になったことはありませんか?
ネットを見ると「10億円超え?」なんていうケタ違いの数字も出てきますが、その根拠や、尾田栄一郎先生のような他のトップ漫画家と比較したランキングでの位置、さらには印税や映画化による収入、そして最終的な「手取り」はいくらなのか、気になるところです。
私自身、Webデザインの仕事柄、クリエイターの収益構造にはとても興味がありまして、公表されている情報や業界の仕組みを基に、原先生の年収について詳しく分析してみました。
この記事では、その驚くべき収入の内訳と、なぜそれほどの金額になるのかを、私なりの視点で分かりやすく解説していきますね。
- キングダム作者の推定年収と3つの主な収入源
- 単行本の印税や週刊連載の原稿料の仕組み
- 映画やゲーム化によるIP(知的財産)ライセンス収入
- 他の人気漫画家との年収比較と「手取り額」の考察

キングダム作者の年収、その驚愕の推定額
まず結論からですが、原泰久先生の年収は推定10億円から20億円の範囲にある可能性が高いようです。もちろんこれは経費や税金を引く前の「売上」ベースの数字ですが、個人クリエイターとしては本当に驚異的ですよね。なぜこれほどの金額になるのか、3つの主な収入源に分けて見ていきましょう。
収入源の柱、印税と原稿料

年収の基盤となるのが、漫画そのものから得られる収入です。これは「印税」と「原稿料」の2つに分けられますね。
中核を担う「印税収入」
最も大きいのは、間違いなく単行本の印税です。一般的に、漫画の印税は定価の10%と言われています。
『キングダム』の単行本(77巻時点)の定価は770円(税込)なので、1冊売れると約77円が先生に入る計算です。すごいのは、この印税が「売れた数」ではなく「印刷(発行)した数」で支払われることです。
『キングダム』は累計1億1,000万部を突破しており、単純計算でも莫大な金額になりますが、年収として計算してみましょう。
- 新刊の印税:年間約4冊発売されるとして、各80万部(控えめな推定)刷られると…
77円 × 80万部 × 4冊 = 年間 約2億4,640万円 - 既刊の印税:映画化やアニメ化のたびに、1巻からの既刊も爆発的に売れて増刷(重版)されます。これが本当に大きい。仮に年間で既刊が合計500万部増刷されると…
77円 × 500万部 = 年間 3億8,500万円
これ、あくまで推定ですが、合算するだけで年間6.3億円を超える計算になります。印税だけでこのレベルなんですね…。週刊連載の「原稿料」
もう一つが、週刊ヤングジャンプに掲載されるたびにもらえる「原稿料」です。トップ作家である原先生クラスだと、1ページあたり3万円から5万円とも言われています。
仮に1ページ3万円、1話18ページ、年間45週連載したとすると…
3万円 × 18ページ × 45週 = 年間 2,430万円
印税に比べると少なく見えますが、これは「収入」というより、あの超絶クオリティの作画を維持するための「制作費」としての側面が強いようです。
原稿料は制作スタジオの運転資金?
『キングダム』ほどの作品になると、多くのアシスタントさんを雇う必要があります。その人件費や事務所の家賃、機材費などを考えると、年間数千万円から億単位の経費がかかっているはずです。原稿料は、この制作スタジオを運営するための重要な運転資金になっている、と考えるのが自然かもしれませんね。
映画ヒットがもたらすライセンス収入

原先生の年収を10億円レベルに押し上げている、第二の柱が「IP(知的財産)ライセンス収入」です。
IPビジネスというのは、先生が生み出した『キングダム』という作品やキャラクターを、映画会社やゲーム会社などに「使う権利(版権)」を提供して、その対価(ロイヤリティ)を得る仕組みのこと。
これが作者にとって非常に強力なのは、製造コストや在庫リスクを負うことなく、売上の数%が自動的に入ってくる点です。まさに「純利益に近い収入」と言えますね。
歴史的大ヒットとなった実写映画
最大の要因は、あの実写映画シリーズの大ヒットでしょう。『キングダム 大将軍の帰還』を含め、シリーズ累計の興行収入は200億円を優に超えています。
一般的に、映画化の際は「原作使用料」として、興行収入の数%(例えば1〜3%)が原作者側(先生と集英社)に支払われると言われています。仮に累計220億円の1%でも2.2億円。これが映画公開年にボーナスとして入ってくるわけです。
しかし、映画化の本当のすごさは、日本全国での大規模な広告宣伝として機能し、原作単行本の「既刊」の売上を爆発させる点にあります。前述の「既刊の印税(推定3.8億円)」を支えているのが、まさにこの映画の大ヒットなんですね。
ゲームやアニメ、グッズ展開
さらに、アニメ化、スマホゲーム化、フィギュアなどのグッズ化も多角的に行われています。『キンラン(キングダム乱)』や『キングダム DASH!!』といった人気ゲームもありますよね。
仮に、ゲーム1タイトルの月間売上が5億円で、その5%がロイヤリティとして入るとすると…
5億円 × 5% × 12ヶ月 = 年間 3億円
あくまで試算ですが、これら複数のライセンス収入を合計すると、年間で数億円規模になっても全く不思議ではありません。印税(約6.3億円)+ IP収益(数億円)…これだけで、年収10億円超えが現実的な数字として見えてきます。
年収10億円でも「手取り」はいくら?

「キングダム 作者 年収」と調べると、必ず「手取り」というキーワードが出てきます。確かに、年収10億円(売上)と言われても、そこから色々引かれるわけですから、最終的にいくら手元に残るのか、気になりますよね。
この「年収10億円」からは、大きく2つのものが差し引かれます。
- 1. 制作経費:前述のアシスタントさんの人件費やスタジオ運営費など。年間で億単位に上る可能性が高いです。
- 2. 税金:経費を引いた残りの「所得」に対して、所得税や住民税がかかります。日本の税制では、個人の所得が数千万円を超えると、最高税率(合計約55%)が適用されます。
仮に、10億円の売上から経費2億円を引いた8億円が所得だとすると、その55%(約4.4億円)が税金…なんてことにもなりかねません。
「資産管理会社」の設立が合理的
これほどの高額所得者になると、税務上のメリットを考えて、個人事業主ではなく「法人(会社)」を設立するのが一般的です。原先生も「株式会社スタジオ原」のような、ご自身(やご家族)がオーナーの資産管理会社を設立されている可能性が極めて高いと思います。
法人化のメリット
1. 全ての収入(10億円)は、まず「法人」の売上になります。
2. そこから経費(アシスタント代など)を支払います。
3. 原先生個人は、法人から「役員報酬」(例えば年間1億円)を受け取ります。
4. 先生個人が払う所得税は、この「1億円」に対してだけ(約55%)で済みます。
5. 残った莫大な利益(10億 – 経費 – 役員報酬 = 数億円)は、「法人の利益」として会社内部に貯蓄(内部留保)されます。
法人の利益にかかる法人税(実効税率約30%台)は、個人の所得税(最大55%)より低いため、手元に残る資産(キャッシュ)を最大化できるわけですね。
つまり、「手取りはいくら?」という質問への答えは、「原先生ご自身が設定する役員報酬額による」となります。ですが、それとは比較にならない莫大な金額が、先生の「会社」に毎年蓄積されている…と考えるのが、最も現実に近い分析かなと思います。
キングダム作者の年収をランキングで比較
推定年収10億円超え…という数字がどれだけ凄いのか、他のトップ漫画家の方々と比較すると、そのポジションがより明確になります。「漫画家 年収 ランキング」は多くの方が興味を持つテーマですよね。
尾田栄一郎や他の漫画家との収入比較

漫画家の年収ランキングというと、必ず名前が挙がるのが『ONE PIECE』の尾田栄一郎先生です。
様々なメディアの報道や推定によれば、尾田先生の年収は推定31億円とも言われています。発行部数(5億部超)のケタの違いや、世界規模でのIP展開を考えると、これはもう別格中の別格ですね…。
一方で、他の大ヒット作家の推定年収も見てみましょう。
| 作者名(敬称略) | 代表作 | 推定年収(※) | 主な収益構造 |
|---|---|---|---|
| 尾田 栄一郎 | ONE PIECE | 31億円 | 圧倒的発行部数 + グローバルIP |
| 高橋 和希 | 遊☆戯☆王 | 6億円 | IP(特にカードゲーム)のロイヤリティ |
| 吾峠 呼世晴 | 鬼滅の刃 | 5億円 | 短期間での爆発的印税 + 映画ヒット |
| 岸本 斉史 | NARUTO | 3億2,000万円 | 長期連載 + グローバルIP |
※これらの推定年収は、公表されたデータや報道に基づくものであり、あくまで一般的な目安です。実際の金額とは異なる可能性がありますので、参考程度にお考えください。
漫画家年収ランキングでのポジション
では、このランキングの中に『キングダム』の原泰久先生を入れると、どうなるでしょうか。
先ほど分析したように、原先生の収入は…
- 印税収入(新刊+既刊):年間 約6.3億円
- IPライセンス収入(ゲーム、アニメ等):年間 数億円(控えめに3億円と仮定)
- 原稿料:年間 約0.24億円
これらを合算すると、映画が公開されない「平時」でも、年間 9.5億円を超えてくる計算になります。
さらに、映画が公開された年(2022年、2023年、2024年)は、映画の直接ロイヤリティに加え、既刊の印税収入が爆発的に増加するため、年収15億円から20億円規模に達しても全く不思議ではないですね。
この数字(コンスタントに10億円前後)は、先ほどの比較表で見た『鬼滅の刃』の吾峠先生(5億円)や、『NARUTO』の岸本先生(3.2億円)、『遊☆戯☆王』の高橋先生(6億円)をも明確に上回る水準です。
結論として、原泰久先生は、『ONE PIECE』の尾田先生という「別格」に次ぐ、日本の漫画家年収ランキングで第2位または第3位を争う、国内トップクラスのクリエイターの一人であると、強く言えるんじゃないかなと思います。
まとめ:【10億超え】キングダム作者の年収を分析!
いやあ、あらためて「キングダム 作者 年収」について分析してみると、想像を絶するスケールでしたね。
今回の分析をまとめると、以下のようになります。
キングダム作者・原泰久先生の年収分析まとめ

- 推定年収(売上):コンスタントに年間10億円前後。映画公開年は15億~20億円に達する可能性も。
- 収益の柱①「印税」:年間6.3億円超。新刊だけでなく、映画ヒットによる「既刊」の増刷が莫大。
- 収益の柱②「IPライセンス」:年間数億円規模。映画、ゲーム、アニメ化によるロイヤリティが年収を10億円超に押し上げている。
- 手取り:個人ではなく「資産管理会社(法人)」で収益を管理し、税金を最適化していると推測される。個人の「手取り」は役員報酬分だが、会社には莫大な資産が内部留保されている。
- ランキング:尾田栄一郎先生に次ぐ、国内トップ2~3位グループに位置する。
『キングダム』という一つの作品が、これほどの巨大な経済圏を生み出していることに、ただただ圧倒されます。
もちろん、これらの金額はすべて、原先生とスタッフの皆さんが、文字通り身を削るような週刊連載を続けた努力の結晶ですよね。これからも、いちファンとして『キングダム』の物語を最後まで応援し続けたいと思います!
(※本記事で紹介した数値や分析は、公表されている情報や業界の慣例に基づいた筆者独自の推定であり、実際の金額を保証するものではありません。あくまで参考情報としてご覧ください。)

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